不惑の星(第三回)

第1巻より

盛本芳春:大場真人
目黒誠子:渡辺美佐
脚本:田代しんたろう 構成:クニ・トシロウ 演出:赤間明吉
キャスト
盛本芳春(55)
みその銀行富士見台支店
:大場真人
目黒誠子(43)
あじわい給食センター栄養士・離婚歴一
:渡辺美佐
盛本郁子(52)盛本芳春の妻 :中 友子
盛本美紀(21)
盛本芳春の一人娘。東京女学苑大学四年生
:豊嶋真千子
西澤 潤(29)
盛本美紀の婚約者・財務省主税局勤務
:竹 本 英 史
大澤 剛(67)
東京女学苑大学文学部教授
:麻生智久
鈴木雄一(64)
みその銀行取締役・田尻常務の後任
:掛川裕彦
目黒誠子(5)幼少の誠子 :鎌田 梢
目黒哲雄(38)誠子の父 :寺本 勲
洋食店店主(42) :平井啓二
財務省女子職員(24) :鎌田 梢
仲居 :萩森侚子
テレビアナウンサー :坂熊孝彦

 盛本芳春(55)は「みその銀行」富士見台支店長として順風満帆の人生を歩んできたが定年まであと5年で子会社への出向を打診された。体のよい肩たたきだった。入社以来一心不乱に働き今の地位を勝ち取った。あとは今の支店で実績を上げ取締役につながる本店部長へのお呼びを狙っていた矢先だった! 妻からは、来春控えている娘の結婚式に名もない会社の役員なんてみっともないと罵倒される始末。そんなある日、白く輝く「マッターホルン」の写真が目入ってきた。「スイス・アルプス・ツアー」だった。盛本は部下のヒンシュクを買いながら一週間のツアーに出かけ、そこで人生を変えるような思いもよらない出会いを経験することになったのだった!

 やっとの思いでやって来たスイス・マッターホルン、しかし天気は悪くゴンドラに客はいなかった。ところが途中駅から40半ばの日本人女性が一人で乗り込んできたのだった。 たった二人のマッターホルン!しかも日本人女性ということで盛り上がり夕食を共にすることに!彼女は誠子と名のった。そのままホテルの部屋へ誘いいい雰囲気に・・・。しかし、盛本が抱きつくと誠子は泣き出したのだった。その後、日本に戻り出向を拒否した。するとその仕返しに、常務の田尻は娘の結婚式の主賓を断ってきた。

 そんなある日、取引先の社員食堂で誠子と再会したのだった! そして、彼女との再会を楽しみ、夕食を誘い、スイスでのことを詫びた。誠子も盛本を嫌がっていたわけではなかったのだ。そして、誠子の過去を知り、夢はイタリア料理店を持つことで、そのためのヨーロッパ旅行の途中で盛本とあったこともわかった。

 その後、彼女との逢瀬を楽しむ日々が続き、ついに男女の関係に!一方、娘・美紀(21)の結婚式の主賓である「みその銀行」田尻常務は盛本が子会社の出向を拒否したことを逆恨みし結婚式の出席を取りやめるという。そんなある日、ラブホテルでいつものように誠子と逢瀬を楽しんだ後乗ったエレベーターにはなんと、娘の美紀が初老の紳士とともに乗っていたのだった!一方娘の婚約者の西澤は財務省の主税局のエリートだが鼻持ちならない若僧だった。結婚式の前に、主賓をお願いした娘・美紀のゼミの教授に挨拶に・・・なんとラブホテルで出会った初老の紳士が大澤教授だったのだ!

 しかし、主賓を断った田尻常務が贈収賄で逮捕され、盛本は本店営業部長への栄転を打診された。新しい上司からは次の異動までに身辺整理をするよう言われたのだった。そんな夜、誠子との食事で「妊娠」を告げられたのだ!


←流星倶楽部第79回 流星倶楽部第81回→

| abc1008.com TOP |