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寺坂泰人(50)は貿易会社勤務のサラリーマン。平日の昼間からレストランで待ち合わせているには深いわけがある。21年前に当時付き合っていた女性・藤倉澄子と別れるにあたって、七年に一度七夕の日に会うという約束を交わし今回が3回目の逢瀬だ。過去2回は夢のような出会いであった。彼女は分かれてから司法試験に受かり、結婚して子宝にも恵まれ幸せな結婚をしているのだが、この七年に一度の逢瀬では激しく燃えるのだ。しかし、3回目の今日は時間になっても彼女は現れなかった。落胆していると、隣の席の若い女性が声をかけてきたのだ。彼女はシナリオライター志望の学生で寺坂の前に残されたフルコースのランチのことが気になっていたのだ・・・。 そして、待ち人の代わりにランチをすることになった女学生の名は設楽ナツミ。寺坂と藤倉の関係について根掘り葉掘り聞くナツミの狙いは?
なんと、ナツミの本名は藤倉みどり、寺坂の待っていた恋人の娘だという。その結末はとは、実はみどりの母・澄子は昨年、病気で亡くなったのだが、亡くなる前にみどりに遺言を・・・。かつての恋人寺坂との逢瀬や京都旅行のこと。そして、鴨川をはさんで京都のお寺のそばに遺骨を撒いて欲しいという遺言。この謎を娘のみどりは父である寺坂に解いて欲しいと願う。そして二人は京都に旅立ちその謎を解くのだが・・・。なんと7月7日にちなんだ織姫と彦星・・・鴨川はなんと天の川だったのだ!
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