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こんなにセットにして攻めようとしているにも関わらず、攻められない野党、自民党。どうなってしまっているのだろうと思うんですよね。
「ただ国会で少数政党が頑張るというのは限度があるんです。つまり国会では議長も民主党系、議会を運営する議院運営委員会の議長も民主党の人、予算の委員長も民主党の人。予算の委員会では、もちろん圧倒的多数で民主党が握っていますから、採決しますよという、採決するかどうかをみんなで決める時も、どうしても民主党ペースになるわけです。もちろん自民党は自民党なりにいろいろな資料を出したり、与謝野さんが『平成の脱税王』と言ってみたり、いろいろな抵抗はしていますけれども、基本的には数の多いところに押し切られるという、これは議会の中でしょうがないですね。
僕はあまり少数政党がだらしないというのは、言ってもしょうがない話だから、そこはむしろメディアとしては、政権与党がちゃんと襟を正して証人喚問に応じなさいとか、参考人質疑に応じなさいということはいいんだけれど、自民党がだらしないから国会が駄目でしたというのは、ちょっと自民党にとっては、僕は気の毒だと思うよ」
でももっと舌鋒するどくできないのかなと思ってしまうのですけど。
「でも舌鋒するどくしたら、果たしてマスコミが取り上げるかな。要するに、マスコミも自民党は元々駄目な政党だというレッテルを貼っているから、自民党が頑張っても自民党よくやったとは言わないんじゃない。
要するにみんな誤解があって、自民党はいま政権党じゃないんだから。昔は50年間自民党は政権を持っていたけれど、いまも自民党が与党のような感覚があるのですが、自民党は、いま少数野党ですからね」
(八塚)でも何か期待をしてしまうようなところが。
大きい政党というイメージはどうしても。
「もう大きな政党ではないんですよ、100人そこそこしかいないのだからね。昔の社会党だって170人くらいいた時だってあるんですよ。いま自民党は120人くらいしかいないんだもんね」
いまや少数野党となってしまった自民党。そうなると、なぜかあんなに団結していたのにポロポロと人が抜けていく。この問題は大きくなりそうですよね」
「大きくならないと思いますよ」
そうですか!でも例えば舛添さんなんて、この間も外国人記者クラブで『前原さん』とか『渡辺さん』とか。
「おそらくついて行く人はいないでしょうね。つまり、ちょっとメディアが実態よりも騒ぎすぎ」
そうなのですか。
「そうですよ」
常にアンケートなんかとりますと、舛添さんは総理になって欲しい人の上位に食い込む、1位ですよね。だから本人としてもやる気があって、ついてくる人もたくさんいるから、あのような行動、言動にしていくのではないかなと思っていたのですけど。
「ついていく人はいませんね。1人、2人いるかいないかくらいではないですか」
(八塚)どうしてですか?
「いま新党を作るということは、ものすごいエネルギーが必要なんです。お金も必要だし、運動員も必要だし。それからなにせ衆議院は特に小選挙区制ですから。例えば舛添さんが、舛添さんを支持する人が自民党から抜け出して、舛添新党を作っても、そうするとその人はその選挙区から自民党の候補を立てられてしまうわけです。民主党はおそらく現職がいるわけです。そうするとその人は戦いようがないのです。
だから選挙制度をじっくり見ておけば、新党はほぼ無理だというのがわかります。だから、どうも特にテレビは新党だとか舛添さんが何かやったというと大々的に取り上げて騒ぐけれど、おそらく1日、2日経つと、みんな忘れちゃうんですよ」
そうですね。
「例えば舛添さんが総理大臣になることをもし考えていても、展望がないのです。つまり総理大臣を決めるというのは、衆議院で決める。衆議院で320〜330人与党がいて、民主党が300人以上いるわけです。そうすると、舛添さんがいまさらもし民主党に移っても、民主党の中で舛添さんを総理大臣にしたいと思っている人はおそらくゼロだと思います。そうするとそれもできないでしょ。自民党の中でやるかというと、自民党では谷垣さんが総裁で、自民党の総裁になる可能性もしばらくないですね。舛添さんが新党を立ち上げて、5人とか6人とかの新党を立ち上げて、総理大臣になれます?なれないんだよね」
難しい。
「だから冷静に考えれば無理だとわかっているんだけど、何か舛添さんが騒ぐと絵になるから、テレビは騒いで1日で終わり。いまそのようなちょっと歪んだテレビ政治みたいになってしまっている」
ではなぜ舛添さんは、ああやって言っちゃうんですか?
「舛添さんもそのようにしていないと。一種の自転車操業みたいなものだから、止まったら倒れちゃうから、言ってないと」
じゃあ例えば今日伝えられたところによりますと、与謝野さんが谷垣さん達執行部を一掃する。それができないのだったら党をわるような発言をされているなんて伝えられてきますけど。
「それは全くないでしょうね。与謝野さんは、むしろ谷垣さんを基本的には支持していますからね、政策的には。財政再建をすべきだとかいう意味では一緒だし。これは与謝野さんの発言が少し誤解されて伝わっているんじゃないですか。与謝野さんがこの前書いた本でも、私がテレビでインタビューしたことでも、与謝野さんは若手を登用しなさいと言ってはいますね。できれば総裁も若い人がいいと言っているのだけれど、それと谷垣さんを変えるという話でもないし、与謝野さんはそれほどパワーのある人でもないし、政策通ではありますけどね」
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