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まず、小児ガンというのはどんなものなのですか? 大人のガンとの違いは?
「小児ガンで一番有名なのは白血病ですね。血液のガンと言われているものです。それともう1つは固形腫瘍という塊の腫瘍があります。この2つに大きく分けられます。
で、大人のガンとの大きな違いは、一番は治りやすいという所です。すべてを含めて7割から8割は治ります」
治るというのは完治、根治するということですか?
「そうですね。大人のガンの場合は、治ると言っても薬を飲みながら、ガンを持ちながら、共存しながらというのがほとんどなんですけれども、子供の場合は完治で、その子供が大人になった場合には、当然抗ガン剤などは飲んでいない状況になります」
何故でしょうね? 子供の細胞が成長の過程にあるからということなんでしょうか?
「そうですね、一番は、簡単に言えば子供が強いということですね。要するに、ガン細胞をやっつけようと思うと、抗ガン剤を大量に使えば使うほど当然治ると思いますよね。その通りなんですが、大人の場合は、抗ガン剤を使えば使うほど、副作用の臓器などへの負担がかなりかかってきますから使えないという現状もありますが、子供の場合は、各臓器が真っさらと言うか元気ですから、多少多い量の抗ガン剤を使っても大丈夫と言うか、必要なだけの抗ガン剤が使えると考えてもらうとわかりやすいと思いますね」
小児ガンは治るということですが、どんな治療が有効なのですか?
「抗ガン剤を使う治療のことを化学療法と言いますが、化学療法だけで治るものもありますし、当然、手術で取ったら終わりというものもあります。で、場合によっては、骨髄移植とか、比較的強い治療をしなければならない病気もあります。ピンからキリまで様々な病気がありますね」
現在、日本の小児ガンになる子供の数、確率は、意外と知られていませんが、一般的な病気ということですが?
「私たちは、大学病院に勤めているということもありますが、専門病院の中ではかなり多いと言いますか、例えば小児科の専門施設であれば、各病棟の半分くらいは小児ガンの患者さんだったりとかいった状況ですね。
大体15歳以下で、毎年約1万人に1人が小児ガンになると。
以前、私たちのところに募金をしてくれた被昇天学園という学校があるんですけれども、、小児ガンになる確率を聞くと、皆さん高いという印象ですね」
子供が罹る様々な病気はありますけど、そのうちの1つだということですね? 特別な病気ではないんですね?
「そうですね。私たちの書いているブログに、元の患者さんがこの前メッセージを書いてくれたんですね。『ただ病気になっただけの僕ですが』という非常に良いコメントがあって。正にその通りなんですよね。本当に運悪くと言うか、偶然なっただけというだけのことで。
まあ、誰でも風邪はひきますよね。風邪ならそんなに大げさではないですけれども、それぐらいの感覚でいてもらえたらと。
私たちが一番困るのは、やはり家系がどうこうとか、『うちの家系には、そんなガンの子供はいない』とか、そんなつまらない問題が出てくるんですけれども、誰にでも小児ガンになる可能性はあるんだということをまずは認識して欲しいというのはありますね」
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