| 来年、2006年はどんな気候の年になりますか?
「来年の事を言うと鬼が笑うっていうのは、旧暦時代は11月1日に暦が出されていたんですね。実は11月1日はもう超えていますから、暦があります。だから、来年の事は言えますね(笑い)」
旧暦で言うと、もう大丈夫、鬼も笑わないわけですね?
「で、来年はね、閏7月があるんですよ。7〜9月が秋ですから、初秋が2回あるって事になりますね」
秋が長いんですね?
「という事は、冬の入りが遅れるわけです。秋が長い分だけ冬は2ヶ月しかないかって言ったら、そんな事はありませんからね。ですから、冬は、年内は暖冬気味になるであろうと。で、いわゆる残暑が結構響くかもしれない、初秋が2ヶ月あるって事は。
そういう事が、昔の人は皆、暦を手に入れたとたんに解っていたんですね。暦が無いのに予測をすると鬼に笑われたわけですけどね(笑い)」
年内は暖冬、で2007年が明けてから寒さが続くって感じですか?
「そういう事ですね。だから春の訪れが、2007年は遅くなるという事が言えるわけですね。
それで来年の場合は、春は今年よりもちょっと早くなる。11日ずつずれていくわけですから。そういった意味から言ったら、今年の桜の時期よりも来年の方が10日くらい早くなる可能性はあります。
従って、ワカメの栽培をなさっている方なんかは、ちょっと早目に取り入れた方が良いかなって事も昔の人は解っていたわけですね。
さあ、これが来年どうなるか、楽しみにしていてください(笑い)」
夏の暑さはどうですかね?
「おそらく今年よりも、どちらかと言うと早く夏が来る。だけど、秋にずれ込んでいくっていう事は予測されますね。今年のように穏やかでない可能性は充分あると思います。台風がたくさん来るかも知れません。今年のようにはいかないんじゃないかって、昔の人ならそういう風に予測しますね」
それ以外に、来年何かありそうですか? 閏7月があるんですよね?
「7月と言うと、7月7日の七夕様、これは秋の初旬の年中行事だったわけですが、ちょっとシャレた人だったら、7月が2回あるわけですから、七夕を2回しても良いですよね。新暦でやって、旧暦でやって、さらに閏でやって、3回やっても良いかも知れません(笑い)。
そういう風に、楽しめば良いと思うんですよね」
ちなみに来年の旧暦の1月1日は、いつになりますか?
「新暦の1月29日になりますね。旧正月ですね。今年は2月9日だったわけですから、11日早くなっているわけですね」
という事は、旧暦の1〜3月が春ですから、そこから春が始まるわけですね?
「『新春お喜び申し上げます』という挨拶は、そこにあったわけですね。今の暦では、真冬ですから、ちょっと合わないですよね」
元々、松村さんが旧暦に目を向けられたきっかけというのは?
「もう30年くらい前になりますけども、ヨットで1年9ヶ月かけて、デンマークから日本まで帰ってきたんですけど、その時にずっと天測をして、今のようなGPSがありませんから、六文儀を使って、自分の船位を出して、航海したわけです。そうやると、大体7日半で時差が1時間分進めるんですね。ヨットみたいに、あんなゆっくりしたものでも、地球の大きさの中では、ヒューマンな速さじゃないかなと感じましてね。
そういう経験をして、帰国してちょうどすぐ沖縄の仕事を3年ほどやらしてもらいまして。その時に、事あるごとに『今日は旧暦の何日だから』と地元の人が言うわけです。一体これは何だろうかなと思いまして、それで帰ってきてから、(運勢鑑定の)高島易断の暦を3冊ほどいただいてきて、そこから旧暦だけを引っ張り出してみたんです。そうしたら1ヶ月が29日しかなかったり、30日だったり、3年目には驚いた事に13ヶ月の年が出てきたわけですね。そこから自分なりに勉強していったという事なんですよ」
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