| 米海兵隊岩国基地を案内してもらいましたが、ものすごい戦闘機の爆音でしたね?
「そうですね。今日聞いた程度の騒音は、日常的にいつも被害を受けています」
岩国基地は、ものすごく大きな基地ですね?
「在日米軍基地の航空基地で、ここよりも大きい基地は、嘉手納基地とか三沢基地とか横田基地とかあります。しかし、米軍の航空基地の中で一級の基地だと思います。
特に今、新しい基地を建設しているんですね。『滑走路移設事業』という名前で、新しい滑走路を作っています。これが完成すると、米軍の世界戦略の中で非常に重要な基地になるのではないかと地元住民が大変に危惧しているところです」
米軍基地は、市街地にすごく近い所にありますね?
「岩国市の真ん中に位置していると言って過言ではないと思います。住民が、大変な騒音被害を被る所に基地はあります。
そして、岩国市の中でも一等地ですよね。海沿いの、非常に利用価値のある所に米軍基地が居座っていると言えますね」
沖縄本島と同じような光景ですね?
「そうですね。沖縄とやはり非常に共通性がある、そんな基地だと思います」
久米さんが、米軍基地問題と取り組み始めたきっかけは?
「私の生まれは岩国ではなく、四国・徳島なんですけど、大学を卒業して、会社勤めになって岩国にやって来ました。
米軍基地というのは、日本全国にそうはありません。とりわけ私の住んでいた四国に米軍基地は無いんですが、岩国に来た時に非常に違和感があったというか、異常な感じがしました。
で、地元の岩国で、基地の監視やら基地問題に取り組んで粘り強くやっている人達がいて、そうした人達と一緒に様々な運動に取り組むようになったというわけです」
戦後、進駐軍の頃からこの状態は続いているんですか?
「基地がこういう形で居座っているという意味では、その通りです。
大変に屈辱的な事件もたくさんあったという風に聞いています。例えば、橋の上から日本人が米兵に投げ飛ばされるとか。特にベトナム戦争の時だったと聞いていますが、大変に殺人事件が多かったとか。
そういう騒音被害にとどまらない、大変な被害を被ってきていると聞いていますし、私も見てきました。
米軍基地は、日本じゃないんです。フェンスの向こうは米国です。日本の法律はききません。米軍基地に行くと、『日本の法律のように罰せられます』いう看板がかかっています。
これはね、誤解してもらったら困るんですけど、私は今、日本には2つの法体系があると思っています。1つは日本国憲法に基づく法体系。いわゆる刑法とか民法とか、そういうものですね。もう1つは、日米安保条約に基づく法体系です。実は、日本国憲法の法体系と日米安保条約に基づく法体系とには相反するものがあります。
米軍基地に書かれている日本法規というのは日米安保条約に基づく日本の法律です。これは、最高法規の日本国憲法の為の法律ではありません。私は、日米安保条約に基づく法律を日本国民の法律だとは言いたくない、思いたくないです」
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