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〜今週のよもやま噺は、自称「米朝師匠の飲み友達」こと一門の桂小米さんをお迎えしました。聞き手は大阪ABCテレビのプロデューサー市川寿憲です。2006年8月1日にABCのスタジオで収録したものです。〜
聞き手  小米さんは関西のお生まれではないんですね。
小米  僕は鳥取県の出身です。
聞き手  関西の噺家になろうとしたきっかけはなんですか?
小米  高校1年ぐらいだったですかね、ラジオで師匠の『算段の平兵衛』と『茶金(はてなの茶碗)』を聴いたのと、東京の圓生師匠のをなんぼか聴いて...。ほんまはね、圓生師匠の所に行こうかなと思うたんです。ところがね、遠いですからね、鳥取県からだと親が出してくれないと、それやったら大阪やったらということで...。
聞き手  たんに東京が遠いから大阪になった(笑)なんというその情熱のない理由で(笑)
小米  いや、だから、その、ま、一番が圓生師匠で、二番が米朝という...
米朝  いや、圓生師匠のとこ行ったって、取ってくれなんだよ。
小米  あ〜、でしょう〜ね、恐らくね〜
聞き手  米朝師匠だからとってくれた。
小米  あ〜、そうです。ありがたいことです。
米朝  言葉の問題もあるし、なんと言うたってもね遠いがな。
小米  鳥取はどっちかというと標準語のアクセントなんですよね。
聞き手  あ、そうですか。
小米  だから関西とはまるっきり、ほとんど反対みたいな感じでしたからね、大変でしたね。
聞き手  その訛りを取るというのは大変ですよね。
小米  大変です。ま、本人ももちろん努力せないかんのですけども、師匠から、奥さん。それから小米朝や、子供にも、兄弟子から全部に教えてもらって。後はね師匠が、「文楽でも聴きに行きなさい」ということで。
米朝  義太夫を、浄瑠璃を聴けと言うたら、これがまたすぐに好きになったらしくてね、一所懸命、熱心に聴きにいくようになりました。

聞き手  入門するのはどういうアプローチで?
小米  探してね。あっちこっち師匠が行った所を聞いては...テレビ局やラジオ局やそんなとこにお願いしにいったんですけどね。
聞き手  やっと見つかったときはどこで、どんな感じだったんですか?
小米  なんか嬉しいのと緊張とで、喋れないような感じでしたね。
聞き手  あ、入門をお願いした時に。ですぐに許可が出て。
小米  いえ、2回ぐらい会うて、「何月何日に、いっぺん家に帰ってまた来なさい」ということで、それで入門したんですけどね。
米朝  とにかく熱心でしたよ。
聞き手  入門が昭和44年の4月。でその年の8月の金比羅さんの勉強会が初舞台ということで...
小米  そうですね。まだ『東の旅 発端』ですね。緊張もなんにもしなかったです。あがる前に終わってしまったいう感じでしたね。
米朝  お経みたいにね...
聞き手  客の反応も何も考えずに、見台と...
小米  自分が喋るだけです。
米朝  叩いて。
聞き手  師匠の批評はいかがでしたか?
小米  批評も何も師匠からきっちり教えられたものやから、悪くは言えないでしょ、そりゃ(笑)
米朝  これはこれでええや。あれでもね、絶句するやつは、例えば米輔なんて、なんべんつまったか...。
小米  あれね、いっぺん止まるとね、出てこないんです、あれ。

聞き手  聞きました所によりますと、米朝師匠の奥様が、米朝師匠の隠し子やないかと思われていたと...。
小米  いや、それは僕も後で聞きましてね。
米朝  よう似てたらしいね。
小米  近所の方がね、初めて見るもんでしょ、「急に来てなんや、子供とも違うようやし、弟子でも無いようやし、ひょっとしたら...」みたいな近所の噂を奥さんが気にしてはったということは聞きましたね。
聞き手  もっと聞く所によると、本当は1〜2回家に泊まらしてテストをみたいなのをするのに、それもなしですぐに...
小米  それも奥さんがね、「たいがい2回か3回はいっぺん泊めて、それからやねんけどな」と
米朝  それはね、近所に親がおらなんだからな。
聞き手  でも奥さんも大分たってからお言いになったということは、よっぽど気にしてはったんですね(笑)最初のお名前が『桂すずめ』という、『米』も付いてないし『朝』も付いてない。
米朝  いや、「米を食いに来た」というので『すずめ』
聞き手  この『すずめ』というお名前は昔もあったんですか?
米朝  あったことはあったんですけど、その人を私が知らんぐらい古い話でね。『舌切亭すずめ』という名前やった。喋る商売するのに舌切りというのはあんまりええ名前やないな、これは。

聞き手  しかし、僕らが見だしたときは(小米さんは)今でも男前ですけど、若くてシュッとしてらっしゃって、なかなか端正な男前の噺家さんが出来たなと思って...
小米  いや〜...田舎もんです。
聞き手  いえ、いえ。内弟子時代は米朝師匠はどうでしたか、厳しかったですか?
小米  いや、厳しくはないですね。稽古のときは厳しかったですけど、それ以外はもう酒もタバコも公認やったし...
米朝  酒は相手をささなならん(笑)
小米  最初の晩からずっと1年365日...
米朝  わしが飲まん日があっても、彼は...
聞き手  あ、米朝師匠が飲まないのに小米さんは飲んでた。
小米  その場合はコソッとですけどね。
聞き手  盗み酒
小米  ええ。
米朝  それはずいぶんやってたらしいです。自分の分は一升瓶取ってあったというんやから。
小米  内弟子のときは師匠の酒ですね。出てしまうとないからね、師匠の家に行っては、1本、2本、3本と持って帰るわけです(笑)最初の15年間ぐらいで、年間で100本。だから1,500本ぐらいは...
聞き手  年間100本(笑)
小米  いっぺん行ったら3本ぐらいもって帰るんです。
米朝  一升瓶が3本はいる鞄をね、わざわざ買うてきよってね。
聞き手  は、はぁ〜
小米  それがね、3本はいると重たいんです。
聞き手  そりゃ重いですよ。瓶自体が重たいでしょ。
小米  肩、折れそうになりました。それでも頑張りました(笑)
聞き手  それは師匠公認なんですか?
小米  いや、公認じゃないですよ。
米朝  その時分、頂くんやろな。家に一升瓶の5本や6本いつでもありました。
小米  いや、もっとありました。20本とかね。四斗樽とかドンとくるわけですよ。ほな、なんぼ何でもそりゃ飲まれへんし、長いこと置いておいたら木香がまわるから、はよ持って帰らないかんなと思って、ちょっとずつ...
聞き手  普通だったら内弟子時代に、お酒もタバコもあかんと言う師匠が多い中、そういうことはなかった?
小米  全然。師匠自身がタバコも酒も飲みはるから。
米朝  そりゃそうや。
小米  師匠は、ま、大人やった。
聞き手  (大笑)内弟子になった日から飲みはって、緊張しはりました?
小米  全然。
聞き手  師匠どうですか?
米朝  平気やったね、こいつは。
小米  いや、もの知らんからね。田舎の子やから。緊張することも分からんのです。

聞き手  よう、マクラで鳥取でこんな生活してたとふりますよね。
小米  あれはほとんどほんまで、ちょっとだけ嘘があるんですけどね。
聞き手  大阪来て、師匠の家で初めて食べた物とかあるんですか?
小米  それがネタにもしてますが、ハンバーグやったんですわ。
米朝  あ〜あ
聞き手  鳥取ではハンバーグはなかった。
小米  なかったんです。それで師匠が「食べんのか?」「なんですの?」「ハンバーグや。うまい」と言って師匠が食べてはったんのを僕が「馬のうんこ固めてるんですか?」
聞き手  (大笑)
小米  えらい怒られたですわ。
聞き手  そんなもん食卓に上ってるわけないじゃないですか。
小米  それしかないわけですわ、僕の頭には。
米朝  イヤ〜ね〜。ハンバーグぐらいは知ってるほうが...
小米  そりゃ三十何年前にハンバーグなんて知らんですよ。
聞き手  鳥取ですか?
小米  はい。横文字で食べるもん言うたら、ラーメンとライスカレーしか知らんでした。
米朝  は、はぁ〜
聞き手  ラーメンが横文字かどうか別にして(笑)
小米  カタカナですからね。まだカレーライスと言わなんだ。ライスカレーと言ってたんです。その2つしか知らんのです。ハンバーグなんて見たことも聞いたこともないんです。
聞き手  普段家ではどんなもん食べてらしたんですか?
小米  そりゃ、もう、あるもんですね。野菜やら魚フライトか、漬けもんとか、みな自家製ですわね。肉なんかほんま食わなんだですよ。あんまりこれ言いますとネタになりますから(笑)肉はお祭りの時に家の鶏を絞めるぐらいなんです。
米朝  そりゃご馳走やけどね。牛肉は食べなんだ。
小米  食べなんだです。
米朝  給食は?
小米  給食はなかったです。
米朝  なかった!?
聞き手  弁当ですか?
小米  そうです。
聞き手  白いご飯に...
小米  梅干しと卵焼きとお漬けもんですわね。
聞き手  他に米朝師匠の所で初めて食べて、これはうまいなと思った物はなんですか?
小米  食べてうまいのは、みなうまいです。奥さん、無茶苦茶料理上手いんです。なんやかんやあるもんでこしらえるんです。だからハンバーグも無茶苦茶うまいんです。どこの店で食べるよりもね、うまい。最初知らんで無茶苦茶なこと言いましたけどね。

聞き手  米朝師匠のお家では、師匠もお弟子さんも同じ物を食べるんですね。
小米  子供も同じ物食べます。
米朝  子供も仰山おったし、内弟子も必ず2人おったし。1人もおらなんだことはずっとなかったやろな。
小米  普通2人ですね。変わり目で1人になったりとかね。
聞き手  小米さんがお入りなったときは?
小米  亡くなった歌之助さんがいてて、僕が入って、歌さんが出て、米太郎、1年後に米輔と。
聞き手  3人のときもあったんですね?
小米  そうですね。
聞き手  3人おったら大変ですね。
小米  若い男3人はね〜、夏なんか...ね〜、臭い言うんか...
米朝  あんまり掃除せえへんしな。
小米  僕は掃除やった方なんですよ。
米朝  ずぼらなやつが多いからな。
小米  僕の上のね、歌之助、米蔵なんかはほとんど掃除はしないんです。で布団はずっと敷きっぱなし...
聞き手  万年床。
小米  僕が弟子に行って、布団上げた中ので有名になったんです。「今度来た弟子は布団上げよった」言うて。僕はあたりまえやと思うてるわけですよ。
聞き手  点がぐっと上がった?
小米  えら上がりやったです。
米朝  私らん時は布団上げなんだら座ってるとこもないさかいな、師匠の家で(笑)

聞き手  入ったときからお酒のお相手ということですけど...
小米  うちは強いんです、皆。
米朝  家系か?
小米  いや、いや、米朝一門が。一番弱いのが僕と枝雀兄さんやったんです。
米朝  ええっ!!!!!!!!!!!!?
小米  ほんで、朝太郎、ざこば、米蔵、歌之助。ここらはもっともっと強かった。
聞き手  へぇ〜。今一門で一番が米朝師匠で、二番が小米さんとなってますが...
小米  いや、いや。
米朝  じきに強なったんや。
小米  自力ですわね(笑)
聞き手  どうですか、内弟子時代にこんな失敗とかエピソードは?
小米  いや、それはイヤっちゅうほどありますわ。みんな失敗は酒ですね。ね師匠、京都の大喜美(だいきみ)の床抜いたことをありましたもんね。
米朝  はぁ〜はぁ〜。屋根ね。
聞き手  (笑)それはどうしてなんですか?
米朝  2階の窓からポ〜ンと飛びよった。あそこ古い古い家やからね、ズボーっと屋根瓦突き破って...
聞き手  なんかコントみたいですね。
米朝  あれなんぼほど修理費払ったんやろな(笑)
小米  それよりも命がけですものな。
聞き手  それ、大喜美のおかみさんビックリしはったでしょう。
小米  いや〜、師匠にえらい怒られました。いや、その時のお座敷ね、別のお客さんも来てはったんです。僕と枝雀兄さんと、今の南光さんと3人で、京都の別のとこで飲んでたんです。ほんなら「どうも今日、師匠は何処々々で飲んではる。誰々がついてはるからこれは盛り上がってない。これはわしら3人がのり込んで、ウェーっとやったらええやないか」といういきさつがあって、僕がズボーッとやったもんやから、もう師匠「枝雀!!! 来い、お前は!!!! なんちゅうもん連れて来よった、お前は!!! お前が連れてきたもんやから、お前が連れて帰れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」言うてね(笑)
米朝  そんないきさつ知らん。
聞き手  面白いですね〜。
小米  その時はもう酔いは冷めてしまうわけです...
聞き手  そりゃそうでしょ。師匠も真っ青、小米さんも真っ青(笑)
米朝  ようみんな連れて飲み廻ったさかい、酒のしくじりなんて勘定でけへんし、覚えてまへんは、一々。
小米  そりゃ僕だけやないでしょうけどね。僕、だいたいはね、酒飲んで酔う人嫌いなんですよ。
聞き手  え、酒飲み嫌いなんですか!?
小米  嫌いなんです。僕そういう人見るとね、こっち、酔われへんのです。
聞き手  ほう〜
小米  だから今やったらね、ざこば兄さんがそうなんです。だからなるべく見んようにしてるんです。それかもっと早く酔うか。(先に)酔われてしまうとあかんのですわ。「あ〜酒飲みってあんな、薄汚い、意地汚い、情けない」と思うたら飲まれへんのですわ。
米朝  そうなる前に飲んでしまうのか(笑)
小米  向こうもそのはずですわ。
聞き手  ということは競争ですか?
小米  そうです。

聞き手  小米さんからご覧になって、米朝師匠のお酒はどうですか?
小米  これはもうええお酒ですね。
聞き手  よくお飲みになりますし、よくお話しになりますよね。
小米  この頃はちょっと量が落ちましたけどね...
米朝  あたりまえや。
小米  師匠は飲んで、喋って...。お喋りのためにお酒飲みはる部分もありますね。
米朝  ま、喋るのは肴やね。芸人というのは結局、自分より目上がずらっと並んでたらそうはいかんけどね、やっぱり酔わなんだら面白ないな。
小米  本音言うかね。だから昔、内弟子の時に酔うてからですね、夜遅くに師匠が喋ってくれたことが、古い珍しいこととかね、小咄やとかそれはよう覚えてるんです。
聞き手  宝物ですね。
小米  「寝てええ」言われたら、バーっと弟子の部屋行って、メモするわけですわ。
聞き手  素晴らしい!
小米  書いといて、それからもう一杯飲んで寝るんですわ。
聞き手  又飲むのや(笑)
小米  (笑)師匠と飲んだら、朝3時〜4時とか、5時とかありますもんそりゃ。
米朝  そんなことはたまにあったけどな。
小米  ここ5年ぐらい前までは夕方6時から飲み始めて、夜中3時とか平気でしたもん。
米朝  いや、それは滅多にないことや。
聞き手  どっちが正しいのか...
小米  いや、それぐらい飲んでた。だから8時間から9時間...
米朝  わしが〜、寝る言うても飲んどったんやろ、こいつ。
小米  そんなことないです。
聞き手  お互いに言い合いしてますが...
米朝  だけどな、ああいう時、わしはうちの師匠と長い期間ではなかったけど、やっぱりお酒の時、なんじゃかんじゃいうてくれはったことは、稽古ではある。一々メモしたこともあるけれど、やっぱり頭に残りますよ。あれがお稽古やったと思うてる。

聞き手  三橋美智也さんとのエピソードがおありになるそうで...是非聞いてくれと...(笑)
小米  (笑)これも酔うててね。全然あの〜...。後でね...
米朝  あれはね、どっかのラジオ局やった?
小米  違います...。これは師匠のお友達の杉本さんという方が、大阪の三橋先生の後援会の会長になろうかという時に、いっぺん一緒にお座敷にね、招待されたことがあったんですよ、枝雀兄さんと兄さんの奥さんと。それで、杉本さんと僕と三橋先生と、その場で飲んでて酔うてしもうて、三橋先生が生歌で歌を唄うてくれはったんですよ。
米朝  それはね、ここのお母さんが大ファンで...
小米  で、僕はそれで当て振りで踊ってしもうたんです。それで僕は酔うてるから分からないですけど三橋先生が「あ〜、彼は(踊りの)手が3つしかないね」と
聞き手  (大笑)
米朝  文句がどない変わろうと、手は3つしかない。
小米  それでその時に、「実はね、僕は明日鳥取県に帰るんです。うちのお母はんが三橋先生の大ファンで」と言うたら、「電話してみなさい」言うて、携帯電話ですわ、もうその自分持ってはったんですよ。それで「今三橋先生と飲んでんねん。ほんまやがな。変わってもらうから」言うて、三橋先生が出はったんです。でもうちのお母はんは三橋先生と僕が合うちゅうことは夢にも思うてないわけですわ。全然信用してないんです。で田舎に帰った時にお母はんに昨日の電話のこととか、僕は覚えてないから言われへんのですわ。
聞き手  覚えてないんですか!?
小米  お母はんも信用してないから聞けへんのです。そのままずっと時間が経った、長いこと...
米朝  で、長いこと経ってから、「あれ本物やった」「え〜!?」てなことやったらしい。
小米  その時の写真をね、貰うてたんをちょっと引き伸ばしてもらって、それを見せて「う〜ん、三橋さんってこんな顔やったか」って、まだ信用してないんです(笑)あれから2年ぐらいしてからお亡くなりになりましたけど...
聞き手  その踊りの手、3つが原因かも(笑)

米朝  だけど彼(小米)は酒が本当に好きでね、むやみな飲み方をしたらもったいない、酒にすまんとか何とか、言い出すぐらいの男やね。
聞き手  誰と飲むのが一番お好きですか?
小米  僕は一人で飲むのが一番ええんです。邪魔されんと一人で飲むのが一番ええんです。後は米朝師匠と飲むのが、これが2番目です。それも師匠の家で。家で飲むといつ寝ても良いしね、何の気兼ねもないわけですよね。
米朝  大概気兼ねするもんやけどな。
小米  ああ、まぁ。多いみたいですけどね。僕は気兼ねしません。
米朝  金払う心配もないし。
小米  ないですね。誰が来るわけやなしね。
聞き手  又酒があったら持って帰れるしね...
小米  持って帰れるしね...。いや、最近はしてないですよ。もう15年ぐらい盗んでないです。この頃は持って行きますよ。
聞き手  お返しですね。なかなか返し切れませんな。
小米  そりゃ無理ですわ。1,500本、2,000本言うたらね...
米朝  2,000本!? 手ぶらでは帰らなんだからな。

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扇子

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